M2大生院店かきくらべ 2004年10月16日



全国的にもかなり大きく取り上げられたので、ご記憶の方も多いかと思いますが、 平成16年の新居浜は前代未聞の災害に見舞われ、あちこちで大きな被害を受けました。 大生院でもがけ崩れによる犠牲者が出てしまうという、何とも痛ましい年となってしまいました。

それだけに本年の祭りは、新居浜の人々を勇気付け、犠牲者の鎮魂を祈るという、 いつになく重要な意味合いがありました。新居浜がこの困難を乗り越えて、より発展するよう願っております。



〜新居浜市 大生院・M2大生院店


開始前、下本郷自治会館の近くで休憩している
萩生東太鼓台(左)と上原太鼓台(右)を発見

年を重ねるごとに順調に発展し、ついには大生院地区・中萩地区双方合わせて10台もの太鼓台が集結する大規模なイベントとなった、 M2大生院店の大生院・中萩地区統一寄せ。本年も無事に開催されました。

時刻が18時を回って日も暮れると、ライトの光が太鼓台を黄金色に照らし出し、いよいよ太鼓台の入場が始まります。


入場一番は地元・大生院の雄、
岸影太鼓台

岸影の側面

二番は地元も地元、下本郷太鼓台

メインステージ前での差し上げ!

三番に入場は上原太鼓台

メインステージ前での差し上げ!
綺麗です

四番は、萩岡神社の萩生東太鼓台

五番は地元、大生院の喜来太鼓台

六番は、大生院でも馴染み深い
岸之下太鼓台

中萩魂の旗が舞います
ものすごいパワーに溢れていました

七番入場は地元、上本郷太鼓台
唯一、肩を入れての入場でした
指揮も3人で、妙に気合入ってます

メインステージ前での差し上げ!

八番は中村の本郷太鼓台

九番は萩生西太鼓台
岸之下と並んで馴染み深い太鼓台です

十番、トリを飾るのは土橋太鼓台
遠路はるばるお疲れ様です

全太鼓台の入場&お披露目演技の後、しばらく小休止があって、 中萩地区・大生院地区に分かれてのかき比べが始まります。

まずは中萩地区6台から。


中萩地区6台による寄せ太鼓
左から萩生東、本郷、岸之下、上原、萩生西、土橋

中萩地区でも最近、飯積神社のような寄せ太鼓を始めたというのは、お祭りビデオや風の噂で存じておりましたが、 6台揃うのを生で見るのはこれが初めてでした。お見事!

続いて、地元の大生院地区の4台。


大生院地区4台による寄せ太鼓
左から岸影、上本郷、喜来、下本郷

互いに分かれることなく、3回くらい連続で差し上げてくれました。 その後も2台ずつでくらいで何度かやった後、事故もなく無事終了。

最後は、各太鼓台がタイヤをつけた後、メインステージ前に横一列に 10台全部が勢ぞろいして場を盛り上げた後、それぞれ退場となりました。

* * * * *

災害の影響が心配されましたが、その困難を吹き飛ばすかのような 素晴らしい演技を、各太鼓台が見せてくれました。中萩地区6台の 競演も良かったですし、大生院地区の4台も気合が入っていて 良かったです。

大生院と中萩の太鼓台の交流が、今後もよりいっそう発展していくことを、切に願っております。



おまけ 〜西条市 玉津

16日は、M2でのかき比べが始まるまで時間があったので、西条の玉津まで出向いて西条のだんじりを見てきました。 玉津には、飯積氏子からも下島山と船屋の太鼓台が出向いているので、うまく行けば太鼓台とだんじりの競演が見られるのですが (平成17年現在では太鼓台は玉津には出向いていません)、この日は生憎、時間を外してしまって太鼓台を見ることはできませんでした。


一口にだんじりと言っても、その意匠は多種多様です。

謎のネタ垂れ幕を発見。
『「冬のソナタ」「玉津のドナタ」』と書かれてました。
なんだろうこの幕(;´Д`)


inserted by FC2 system